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2011年3月 1日 (火)

「英国王のスピーチ」を観た

そんなわけで、

「英国王のスピーチ」を観てきました!

Kings_speech このショット…いいなあ

今日は3月1日のファーストデイなので、映画は1,000円ですが

なにせオスカーの翌日ですので、ウィナーの「英国王のスピーチ」は、とても混んでました!

まあ、ある意味、本当に映画ファンな方々が集まったんではないでしょうか。



「英国王のスピーチ」評価★★★★★(最高点5)


ええと、最高点をつけたのは★の半分ってのができなくて…(汗)

正確に言い表すならば、★4つ半、というところですが

おおむね5個でよいと思います!



映画を観る前から、どんな内容なのかはすでに分かっていますし

結末もわかってはいるのですが、

導入部分からストーリーに入り込みやすく、観始めから好感度高かったような気がします

「スピーチ」って

大勢の前で注目されながら喋ること自体、とても緊張するのに

「王族」とか「吃音」とかのハードルでさらに緊張感アップですよね…

なのにこれでもかと訪れるスピーチの機会。苦痛でしかないですよね…

さて、また話したくなってきましたのでネタバレ反転いたします↓





一番声を大にして言いたいのが、キャスティングでしょう!

オスカー受賞者のコリン・ファースはもちろん、

助演男優賞取れてもおかしくはなかったジェフリー・ラッシュ、

(バルボッサとは思えない温厚ぶり…そしてシャインの頃ともまた違った重厚感が)。

この2人の演技が良かった!

ヘレナ・ボナム=カーターも良かったですし。

セリフのやりとり、特にバーティ(ジョージ?)とライオネルの会話は

ウィットに富んでいるというか…でも下品ではなくいかにも英国紳士的というか。

ライオネルはオーストラリア人ですが。

ユーモアのある場面は、つい肩をふるわせて笑ってしまいましたw

(「伯爵級のバカ」とか「お父さーん、何かあったの!?」「気にするな!」とかw)

こんなやりとりで、すごくふたりに親近感がわきました。

音楽もいかにも王室っぽくて良かったです。モーツァルト、ベートーヴェン、

ブラームス(だったかな?)あたりの古典派な音楽は厳格な王室にぴったりだし、

その他の音楽も映像に控えめに添えられている感じで、でも効果的というか。

大音量のモーツァルトを聴きながらハムレットを読むシーン、なんとも良かったですねぇ。

あと、戴冠式の練習をするシーンも良かった。でも戴冠式見たかったなあ~。

ライオネルが見つめる中、戴冠式を無事やってのけるジョージ。という…

それでも、戴冠式のシーンをやってしまったら、最後のスピーチでの盛り上がりが

半減してしまうから、あえて削ったんでしょうね。

それともウエストミンスターがらみ?予算の関係??

この映画で感じたのは、「responsibility」(責任感)ですね。

無意識のうちに、逃げてしまいたくなるような現実は誰の中にもあって、

それは英国王であっても同じこと。

それに向き合う力を与えてくれるのは、両親や、伴侶、子供、いろいろありますが

そして心から信頼を寄せることのできる友も、その中の重要な人物のうちのひとりなのです。

お互いの過去や家族を知り、ケンカもして、

かけがえのない無二の友を得るという素晴らしさ。

スピーチの途中から、手助けをいっさいやめ、

いち国民として王の言葉に聴き入っているライオネルの表情がとても良かった。

「Wをつっかえていたな」「私だとわからせるためだ」というくだりは、実話のようですね。

スピーチを終えて晴れ晴れと、そして自信に満ちた表情さえ見せるジョージ6世、

心に残るラストシーンです。

そしてそれを後ろから見つめる、ライオネルの嬉しくも、少し寂しそうな表情も、

これまた印象的。

吃音を克服した(兆しが見えた?)時点で、

本来はお役御免となってもおかしくないライオネル。

今まで対等を主張したのは、あくまで「克服」のため。

素晴らしい友となったふたり、だけれども、それでも王と平民。

そんな葛藤が、ライオネルの表情に出ていたように思います。

エンドロールの前に、「ふたりの友情は長く続いた」というくだりがあって、

良かったなあ~と思いました。

最後にひとつ、残念なのが自分がネイティブでないこと…。

英語のイントネーションや、言いまわしがわかる人であれば、

もっと主人公のジョージが話している言葉が、キングスイングリッシュ(まさに?)で、

王族の口調であり、そして吃音によって発音したいけどできないもどかしさ、みたいなのが

もっともっと伝わったのだと思います。

「P」が言い出せない、とか。

もちろん、吃音であることは十分わかるし、もどかしさも伝わるのですが。

(コリン・ファースはあまりに練習しすぎて本当に吃音ぽくなっちゃったとか)






まーた、長くネタバレをぐだぐだと書きましたが、

これもまた、「アツい男たち」の友情だと私は思うのです。

現在のイギリス王室に敬意が表され、あたたかい視点で物語が作られていることにも

好感が持てます。

それにしても、「英国王のスピーチ」にいちばん共感できる人といったら、

やっぱり同じ立場の人なんじゃないでしょうか。

皇族とか王族とか、象徴的立場の方々は本当に大変だなあと…。

派手なアクションなどはありませんが、スピーチのドキドキ感はスリリングですし、

拡声器で広く自分の声が響き渡ってしまう(汗)、あの感じは映画館で体験すると

よりリアルでよいと思います。

じんわりと、ふかーく、良い映画です。

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